心療内科で行われるさまざまな治療
仕事や家庭など日常生活の中で抱えるストレスや心理的な要因によって体に不調を感じている場合には、一人で悩んで抱えこまずに早めに専門医のいる心療内科に受診するようにしましょう。心療内科では、抗不安剤、抗うつ薬、漢方薬などの投与による薬物療法以外にも症状を改善させるためのさまざまな治療方法を実施していて、診察やカウンセリングの中で最適なアプローチ方法を模索していきます。主な治療方法としては、心理学や行動科学研究の知識を応用した認知行動療法、自己暗示による自律訓練法、人間関係の改善を通して自己実現につなげる交流分析などのほか、作業療法、芸術療法、精神分析治療法などがあります。医療機関によって実施している治療方法が異なるので、自分で試してみたい治療方法が決まっている場合には、事前に問い合わせをして確認しておくと安心です。
患者へのアプローチ方法と早期受診の必要性
心療内科ではカウンセリングや心理療法を通して、患者が抱えている問題や患者を取り巻いている複雑な環境などを慎重に分析していきます。不調の原因となるストレスや問題が本人にも認識できていない場合には、頭の中を整理をする手助けをしながら、患者自身がどのように取り組み方や考え方を変えていったらよいのかをアドバイスしていきます。治療にかかる期間は病気や症状によって一人一人異なりますが、一般的には症状ができるだけ軽い段階で受診をする方が治療期間が短くなる傾向があり、経過も良好です。食欲が湧かない、気分がふさぎがちである、なんとなく息苦しいなどの不調のサインがあった場合には、自分でまだ病気だと断定できなくても、最寄りの心療内科で相談してみることをおすすめします。
心療内科を梅田駅周辺でさがすとしても、その数はかなりの多さです。診療時間が夜１０時までのクリニックや休日の診療をしているところもあり、自分の生活のリズムにあったクリニックを見つけられます。